2014-07-25(金)

やっぱり中国製は信用できないよ

 中国製のACアダプタの品質について少しだけ書きます。ACアダプタとは、コンセントに挿して交流のAC100VからDC5Vとか12Vに変換するものです。具体的にはノートパソコンや携帯電話に充電するためについているアレです。

 今まではまともな電源(日本製)を使っているのですが、あるお客さんから製品のコストダウンのためにACアダプタが使えないか検討して欲しいと要望がありました。電源はちゃんとしたメーカーの品物じゃないと恐ろしくて使えないと言ったのですが、どうしても使いたいとのことで、しぶしぶ検討することにしました。恐ろしくて使えないとは、ええ加減なメーカーの品物は、発火する危険があるからです(ちゃんと設計できていないから)。大手パソコンメーカーや携帯電話メーカーでもACアダプタから発火したのでリコールする話はよく聴く事です。

 出入りの商社と細かく打ち合わせして、「これなら信頼できると思う」ということで、某中国メーカーのサンプルを入手して、中身を分解したり、メーカーの検査データを入手して検査の内容やデータを解析したり、その他いろいろなことをして検査をしています。メーカーが出してきたデータを鵜呑みに出来ないので、改めて計算しなおして評価しています。下の写真がそのACアダプタです。

Photo: ACアダプタ

検査のため蓋を開けたACアダプタ

 色々試験をして、今回の用途なら使えるかな?と思った矢先、とんでもないことが判明しました。メーカーからこのACアダプタの検査成績書が添付されているのですが、その項目をよくよく読むと、ある項目が『検査不合格』と堂々と書かれてありました。なのに、表紙の検査項目表には全ての項目について『合格』と書かれています。恥ずかしながら、表紙の一覧表に書かれた合格という文字だけをみて、中身を穴の開くほど読んでいませんでした。

 それにしても、『検査不合格』の品物を堂々と書類と共に客先へ出荷するか?どないやねん中国!
おそらく相手先の工場組織は縦割り組織で、検査する人(判定するのはパソコン)とそれをまとめて一つのドキュメントにする組織(品質管理)が別で、品質管理の担当者が適当な仕事をしているのでしょう。

 これ以外にも、書類上はチップ部品をチップ・マウンター(自動機)でセットしてリフロー炉ではんだ付けと書かれているのに、全ての部品が手はんだしてあったり・・・このメーカーを信頼することは出来ないなと思いました。