2015-07-18(土)

ラック(配電盤)の排熱FANのこと

 仕事関連のことで生産設備の制御機器が入っているラック(配電盤ともいう)の排熱FANのことを少し書いておきます。最近、社内で稼動しているラックのうち24時間稼動しないものはサーモスイッチで一定温度以上になった時だけFANが回転するようにしています。理由は、FANの交換周期を伸ばすことと、埃よけフィルターの清掃サイクルを伸ばすためです。現場からの要望があって、それぞれのラックの諸元を検討した結果その様にしています。

 ある設備を導入する機会があり、業者にサーモスタットでFANをON/OFFするように依頼したところその業者も標準でそのような仕様にしていると返事がありました。

 4月に納入されたその設備は、気温が上がるこの時期にオーバーヒートで止まってしまいました。調べてみると排熱ファンが止まったままでした。「なんでやねん」と思い詳しく調べたところ2つの大きな問題がありました。

  1. 周囲温度が40℃以上でONになるサーモスイッチが付けられていたこと。
  2. サーモスイッチがラックの下側(底面からの高さ20センチ)に取り付けてあったこと。

40℃以上でONになるサーモスイッチを付けるのは言語道断。ラックに実装されている機器の動作温度範囲は0から40℃なので上限になってからやっと排熱FANが回り出すようではN.G.です。 それに加えて、熱は下から上に昇るのでサーモスイッチがラックの下の方に付いていれば反応が鈍くなるのは当然です。

 実装する機器の仕様もチェックしていないし、取り付け位置も考慮していないアホ業者でした。敵に塩をやる様なものですから細かな技術指導はせず、壊れた機器の修理代だけ請求して、温度検出周りはこちらでやり直しました。

ラック(配電盤)の排熱FANのこと ==サーモスイッチについて==