2015-11-01(日)

残念な協力会社

 勤め先の協力会社の人に図面の製作を頼まれました。図面を描きながら思ったことについて書きます。

図面を描いた経緯

 ある製品を協力会社に生産を委託することになったので作業台が必要となりました。その協力会社(委託先)は鉄工所に作業台の製作を依頼したのですが、依頼の仕方は使っている作業台の写真を撮り、ことばで寸法を伝えただけでした。

 案の定、鉄工所は「こんな説明では製作できないので図面が欲しい」と言ってきたのでした。鉄工所といっても町工場なので融通が利くはず。だから、きっちりした図面でなくてもスケッチあるいは写真に寸法を入れて渡せば十分でしょう。しかし、その協力会社はその程度のことも出来ない会社です。いや、おそらく面倒なので「できない」と言っているのでしょう。

 その結果、付き合いもあることから私がCADで図面を描く事になりました。

情報の出し惜しみ

 図面を描くとなれば相手の希望する寸法情報が必要です。こちらから「ここはどの位の大きさを希望するの?」、「ここの高さは?」、「今使ってる作業台の寸法は?」と尋ねてもポツ・ポツしか言わないのです。こちらから見れば"情報の出し惜しみ"をしているように感じます。---大した情報でもないのに---

 こんな相手とまじめにやり取りするだけ時間の無駄です。不明なところはこちらで決めて、強度計算して、ドラフト版の図面を「これで良いか確認して」と渡し、OKと返事があったので翌日に最終図面を渡しました。

 その完成図を見るなり礼も言わず、「ここは、こんな長い寸法は要らない」と言い出す始末。おまえ、ドラフト版の図面のどこ見てたんやと怒ったろかと思いましたが、アホな奴に怒っても何を怒られてるのかも判らんやろと思ったので「そしたら、その図面をたたき台にしてあとは鉄工所とやり取りしてちょうだい。これで僕の仕事は終わったで」と言って完結させました。

楽をしたい

 ものづくりをしている会社なのに自分で図面を描こうとはしないのは情けないことですが、根底には人に頼んで自分は楽をしたいという思いがあるのでしょう。

 自分で図面を描いた物が出来上がって、それを手にとって良くできた点や反省点をピックアップして、次のものづくりの参考とする姿勢が必要なのですが、楽をしたいという思いが先行している様では進歩は絶対にありません。おそらくこの会社は近い将来消滅することでしょう。